【株式市場】前場の日経平均は155円安だがTOPIXは高い、東京エレクの下方修正を受け半導体株の下げ目立つ

◆日経平均は4万914円66銭(155円16銭安)、TOPIXは2955.39ポイント(12.32ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億2271万株

 8月1日(金)前場の東京株式市場は、1ドル150円台への円安が好感された一方、東京エレク<8035>(東証プライム)が業績・配当予想の下方修正を受けて急落して始まり、つれて半導体関連株や電子部品株も下げたため、日経平均は一時481円安(4万円588円)まで下押した。東京エレクは一時ストップ安(5000円安)となり、瞬間的に日経平均を500円前後押し下げたとされた。東エレクの下げがなければ日経平均は高かったとみられている。

 三菱電機<6503>(東証プライム)、富士電機<6504>(東証プライム)やナブテスコ<6268>(東証プライム)、コナミグループ<9766>(東証プライム)、篠崎屋<2926>(東証スタンダード)などが四半期決算など好感されて活況高。フォーサイド<2330>(東証スタンダード)は無担保債などで調達した資金の使途の一部変更、GPUサーバー拡充など好感され急伸。ファンデリー<3137>(東証グロース)は四半期決算での収益回復が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億2271万株、売買代金は2兆9086億円。プライム上場1623銘柄のうち、値上がり銘柄数は1314銘柄、値下がり銘柄数は274銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、電力ガス、金属製品、建設、ゴム製品、水産農林、食料品、保険、不動産、輸送用機器、その他金融、などが高い。(HC)
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る