【注目銘柄】フォーカスシステムズの第2四半期は、2ケタ増収に加え売上高販管費率の改善もあり3ケタ増益

■公共・民間・セキュリティ関連事業の3事業とも好調に推移

 フォーカスシステムズ<4662>(東1)の第2四半期は、2ケタ増収に加え売上高販管費率の改善もあり3ケタ増益となった。

 今期19年3月期第2四半期業績は、売上高101億07百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益6億21百万円(同173.6%増)、経常利益6億19百万円(同170.0%増)、純利益4億05百万円(同121.2%増)となった。

 売上高に関しては、公共・民間・セキュリティ関連事業の3事業とも好調に推移したことから、2ケタの増収となった。

■売上高販管費率は0.68ポイント改善

 また、利益面については、増収効果に加え、売上高販管費率が前年同期の7.98%から7.3%と0.68ポイント改善したことにより3ケタの大幅増益となった。

 今期の取組としては、優秀な人材確保への採用投資、技術者一人ひとりの価値を高めるための教育投資及び新規事業・自社製品の創出のための投資を行っている。その結果、これらの取組みが、既存顧客との継続的な取引及び案件拡大に繋がり好業績に結び付いている。

■通期業績予想を据え置くが、進捗率を見ると利益面での上方修正が期待される

 第2四半期が好調であったものの、通期業績予想については、当初予想を据え置いている。

 しかし、進捗率を見ると、売上高50.5%(前期45.7%)、営業利益57.5%(同22.1%)、経常利益58.4%(同22.5%)、純利益57.9%(同25.5%)であることから利益面での上方修正が期待できる。

 株価は、決算の発表が14時と場中であったことから急騰し、前日比118円高の1077円で引けた。

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