新日本科学がストップ高、通期予想を黒字化とし注目集中

株式市場 銘柄

■米国前臨床事業の譲渡など国内外で事業体制の再構築を推進

 新日本科学<2395>(東1)は11月12日、買い気配のままストップ高の616円(100円高)に達し、10時を過ぎてもまだ売買が成立していない。前週末取引日の取引終了後に第2四半期の連結業績(2018年4~9月、累計)を発表し、前年同期比で営業赤字が大きく改善し、最終損益は同じく黒字転換。3月通期の各利益の見通しを増額修正し、注目集中となった。

 前臨床試験の受託などを展開し、この期は米国前臨床事業の譲渡など国内外で事業体制の再構築を進めた。下期も10月1日付で新日本科学SMOの全株式を譲渡。3月通期の連結業績見通しは、こうした展開により、売上高を小幅減額修正したが、営業利益は従来予想の5.2億円の赤字見通しを2.5億円の黒字見通しに修正し、純利益も従来の11.6億円の赤字見通しを6.0億円の黒字に見直した。増額後の予想1株利益は14円41銭とした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る