SIGは戻り試す、19年3月期増収増益予想で2Q累計順調、基準日12月31日で株式3分割

株式市場 銘柄

 SIG<4386>(JQ)は独立系のSI(システムインテグレータ)である。19年3月期増収増益予想である。そして第2四半期累計は計画超で順調だった。通期予想も上振れ期待が高まる。なお基準日18年12月31日(効力発生日19年1月1日)で1株を3株に分割する。株価は8月安値で底打ちして下値を切り上げている。戻りを試す展開が期待される。

■独立系SI

 18年6月東証JASDAQに新規上場した。独立系SI(システムインテグレータ)で、システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を展開している。18年3月期売上構成比はシステム開発事業80%、インフラ・セキュリティサービス事業20%だった。システム開発事業は公共系分野、製造系分野、エネルギー系分野、サービス系分野を主要な事業領域としている。

■19年3月期増収増益予想で2Q累計順調

 19年3月期非連結業績予想は、売上高が18年3月期比8.8%増の41億38百万円、営業利益が2.4%増の3億13百万円、経常利益が2.8%増の3億08百万円、純利益が3.4%増の1億85百万円としている。

 第2四半期累計(10月16日に上方修正)は、売上高が19億72百万円、営業利益が1億47百万円、経常利益が1億28百万円、純利益が87百万円だった。売上高、利益とも計画超と順調だった。システム開発事業、インフラ・セキュリティサービス事業とも需要が好調に推移し、高利益率案件の獲得や生産性向上も寄与した。通期予想も上振れ期待が高まる。好業績を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は8月安値1920円で底打ちして徐々に下値を切り上げている。戻りを試す展開が期待される。11月13日の終値は2903円、今期予想PERは約28倍、時価総額は約53億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る