マンションのファーストコーポ、1番底打つ、PER10倍以下で割安

株式市場 銘柄

チャート17 ファーストコーポレーション<1430>(東マ・売買単位100株)は2015年5月期の収益水準から判断して、買い余地がありそうだ。

 同社は1都3県を地盤にした分譲マンション建設を主事業にしている。設立は2011年6月と若い企業だが、急成長を遂げている。高い品質のマンションを提供するとともに新規顧客開拓が軌道に乗り、2015年5月期の売上高は何と前期比86.5%増が見込まれている。こうした増収効果で営業利益は同2.9倍の7億6900万円、経常利益は同2.8倍の7億2100万円、当期純利益は同2.8倍の4億5300万円を確保するという。予想一株当利益は179円51銭(前期65円57銭)に急伸する。

 PERは9.8倍と同業大手の三井不動産や三菱地所、平和不動産、住友不動産のPER20倍~50倍に比べてあまりにも低い。確かに同社は若く、単純に同業大手と比べることは出来ないだろうが、それでも10倍割れは評価不足の感は否めない。

 今年3月24日に東証マザーズに新規上場したばかりのニューフェースで、2180円まで買い進まれた。新規上場銘柄にありがちな上場後調整で下げたが、27日の1720円は高値から21.1%の下げで一番底を打ったようである。

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