マルマエが急伸、直近の5日続落幅を一気に奪回、トランプ大統領の対EU関税延期など好感

■業績は好調で通期業績への期待も強い

 マルマエ<6264>(東証プライム)は5月26日、大きく出直る相場となり、10%高の1333円(122円高)まで上げた後も堅調に推移し、前週木曜日までの5日続落幅を一気に奪回して1300円台を回復している。半導体製造装置やFPD製造装置向け真空パーツの開発製造や高精度部品加工などを行い、直接的には、米トランプ大統領がEU(欧州連合)に対して発していた関税25%の延期を表明したと伝えられたことが買い安心感をもたらしたもようだ。半導体関連株は総じて値上がりしている。

 業績は好調で、4月に発表した第2四半期決算(2024年9月~25年2月・累計)は、売上高が前年同期比91.7%増加して39億11百万円となり、営業利益は9億52百万円、四半期純利益は6億64百万円など、各利益とも前年同期比で黒字に転換した。高純度アルミ精製などを行うKMアルミニウムの株式を取得し、精密製品の素材から一貫工程になる。当第3四半期より連結決算に移行する予定としている。通期業績への期待も強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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