【株式市場】日経平均は一時541円安と8日ぶりに反落し米国の利上げ打ち止め観測など影響

株式

◆日経平均は2万2036円05銭(538円71銭安)、TOPIXは1649.20ポイント(39.85ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億5187万株

チャート14 12月4日後場の東京株式市場は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)などの大手銀行株がストンと値を下げて始まり、京セラ<6971>(東1)ソフトバンクグループ<9984>(東1)など、日経平均への寄与度・影響度の大きい銘柄の中にも水準を下げて始まる銘柄が見られた。前場に続き、米国で利上げ打ち止め観測が台頭と伝えられ、円安を促す大きな要因が消えるとの見方があった。日経平均は時間とともに下げ幅を広げ、大引け間際には541円35銭安(2万2033円41銭)まで急落。8日ぶりに反落した。東証2部指数、マザーズ指数も安いが、日経JASDAQ平均もそろって反落した。

 後場は、13時頃から円高基調が強まり、接骨院展開のアトラ<6029>(東1)豆腐のやまみ<2820>(東2)が上げる場面を見せるなど、自動車株や電機・精密株などを避ける様子があった。インスペック<6656>(東2)は3日発表の月次受注が材料視された模様で高く、オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は新薬期待に加え新株予約権の権利行使完了も材料視されて高い。タカギセイコー<4242>(JQS)は配当倍増などが注目されて3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は15億5187万株(前引けは6億5712万株)、売買代金は2兆7343億円(同1兆1185億円)。1部上場2119銘柄のうち、値上がり銘柄数は125(同300)銘柄、値下がり銘柄数は1960(同1748)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは2業種)が値下がりした。(HC)

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