グッドコムアセットの18年10月期連結業績は新築マンションの需要が増加していることから大幅増収増益

株式市場 銘柄

■配当については好業績であったことから35円と15円の増配

 グッドコムアセット<3475>(東1)の18年10月期連結業績は、新築マンションの需要が増加していることから、大幅増収増益となった。

 売上高168億17百万円(前年同期比71.0%増)、営業利益16億78百万円(同84.9%増)、経常利益15億67百万円(同91.0%増)、純利益10億71百万円(同72.8%増)と大幅増収増益で着地した。

 配当については、好業績であったことから、35円と15円の増配となった。

 セグメント別の業績は、国内自社販売は、自社ブランド「GENOVIA」シリーズのワンルーム及びファミリータイプを国内の個人投資家に販売し、207戸を販売した結果、売上高は64億31百万円(同21.0%増)、セグメント利益は5億62百万円(同2.0%増)であった。

■国内業者販売は大幅増収増益

 国内業者販売では、自社ブランド「GENOVIA」シリーズのワンルームタイプを国内の不動産販売会社に積極的に販売し、419戸を販売した結果、売上高は97億58百万円(同146.7%増)、セグメント利益は8億20百万円(同348.2%増)と大幅増収増益。

 不動産管理は、建物管理戸数、賃貸管理戸数の堅調な増加により、順調に増加したことで、売上高は6億43百万円(同12.7%増)、セグメント利益は3億42百万円(同39.3%増)。

 以上のように、18年10月期は、国内業者販売が急成長したことで、大幅増収増益を達成した。

■19年10月期は868戸(前期比38.7%増)の販売戸数を見込む

 今期19年10月期については、引き続き賃貸需要が見込まれる東京23区を中心に積極的な仕入を 行い、「GENOVIA」シリーズの普及に努め、営業社員の育成や増員により、販売力を強化する。さらに、新規事業としてクラウドファンディング事業を含めたICTを活用した、いわゆる不動産テックを積極的に推進し、業容の拡大を図る。そして、国内自社販売、国内業者販売及び海外販売で計868戸(前期比38.7%増)の販売戸数を見込む。

 その結果、19年10月期連結業績予想は、売上高231億66百万円(前期比37.7%増)、営業利益17億01百万円(同1.4%増)、経常利益16億27百万円(同3.9%増)、純利益11億13百万円(同3.9%増)と増収増益を見込む。

 配当については、47円と12円増配を予定している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る