アスカネットは第2四半期の2ケタ増益など注目され大きく出直る

■エアリアルイメージング事業は量産試作中だが売上高15%増加

 アスカネット<2438>(東マ)は12月12日、一時8%高の1481円(114円高)まで上げ、終値も7%高の1467円(100円高)となり、大きく出直った。

 11日の取引終了後に第2四半期決算(2018年5~10月、累計)を発表し、売上高は29.12億円(前年同期比4.5%増加)となり、営業利益は3.06億円(同10.4%増加)、純利益は2.11億円(同7.7%増加)と全体に好調。写真をフォトアルバムに制作するパーソナルパブリッシングサービス事業の部門利益は同6.7%増加し、遺影写真などの画像映像のデジタル加工や通信出力サービスを主に提供するメモリアルデザインサービス事業の部門利益は同6.8%減少したが、全体的には10%増益を確保した。

 独自開発の空中結像技術により新しい画像・映像表現に取り組むエアリアルイメージング事業は、引き続きガラス製、樹脂製の「ASKA3Dプレート」を量産ステージにステップアップすべく、品質の安定や歩留まりの向上を目指した量産試作を進めた。この事業の赤字は1.17億円(前年同期比21.8%改善)となり、売上高は6780万円(同15.0%増加)となった。

 今期・2019年4月期の業績見通しは前回発表の数値を継続し、売上高が61.11億円(前期比3.5%増加)、営業利益は8.06億円(同2.2%増加)、純利益は5.67億円(同1.8%増加)、1株利益は33円74銭とした。(HC)

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