オンコリスバイオファーマは新株予約権の行使完了など材料に連日高い

株式市場 銘柄

■世界20ヶ国で特許の「OBP-801」はじめ新薬候補も注目される

 オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は12月13日、一段高となり、11時を過ぎては956円(39円高)まで上げて戻り高値を連日更新している。11月中旬に第17回新株予約権の権利行使完了を発表してから上値を追い始めており、行使完了によって新株の供給・需給緩和がなくなったことが材料視されているようだ。

 注目の新薬開発では、がん抑制遺伝子の発現を促し、がん細胞の増殖抑制や細胞死を誘導するなどの抗腫瘍効果を示すことが期待されている「OBP-801」が2017年1月末時点で日本・米国・欧州を含む世界20ヶ国での特許取得を完了した。また、11月には、食道がん治療薬について、「ウイルスが腫瘍を攻撃、20年承認申請めざす」(日経産業新聞11月7日付)と伝えられ注目を集めた。(HC)

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