ウィルソンWLWが一時12%高、欧州子会社の休止を発表、選択と集中を好感

■現状の企業規模と採算性を勘案して米子会社の業務に統合

 ウィルソンWLW(ウィルソン・ラーニング ワールドワイド)<9610>(東証スタンダード)は8月28日の前場、12%高の135円(14円高)まで上げて8月2日以来の130円台を回復し、後場は123円(2円高)で始まったが3日ぶりの反発相場となっている。27日の15時に「連結子会社の事業休止」を発表し、グループ資源の選択と集中が好感された。

 欧州の連結子会社Wilson Learning Europa LTD.(WLE:英国)とWilson Learning France(WLF:仏)の事業を2024年8月31日をもって休止する予定とし、両社の業務は24年9月以降、米国子会社ウィルソン・ラーニング コーポレーション(WLC)に引き継がれる予定とした。欧州市場での研修業務の拡大を企図して事業展開を行ってきたが、グループ資源の選択と集中に鑑み、WLEとWLFの現状の企業規模と採算性を勘案して、欧州事業を米国子会社ウィルソン・ラーニング コーポレーションの業務に統合することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る