【株式市場・大納会】材料株など強いが日経平均は小動きを続け大引けで2万円を回復

◆日経平均は2万14円77銭(62円85銭安)、TOPIXは1494.09ポイント(7.54ポイント安)、出来高概算(東証1部)は11億9506万株

 

12月28日(年内取引最終日)後場の東京株式市場は、前場ほとんど軟調だったトヨタ自動車<7203>(東1)が取引開始後から堅調になるなど、円安効果関連株の一角が強含んだものの、日経平均を押し上げるにはパワー不足の様子。アイペット損保<7323>(東マ)が一段ジリ高となり、来3月の株主優待開始などが材料視されるなど、個別物色の様相となった。日経平均は100円安前後(1万9978円前後)で小動きを続け、大引けにかけては気持ち引き締まり、大引けは2万円台を回復した。前日比では反落。東証2部指数と日経JASDAQ平均は高い。

ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)が値上がり率上位に躍進し、アズジェント<4288>(JQS)は米国主導での通信関連セキュリティ強化の観測などが言われて高い。

東証1部の出来高概算は少な目で11億9506万株(前引けは5億4350万株)、売買代金も少なく1兆6994億円(同8764億円)。1部上場2129銘柄のうち、値上がり銘柄数は839(同777)銘柄、値下がり銘柄数は1213(同1278)銘柄。

また、東証33業種別指数は12業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、非鉄、鉄鋼、倉庫・運輸、金属、ゴム、海運、などとなった。(HC)

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