【銘柄フラッシュ】ディー・エル・イーなど急伸しエンプラスは自社株買いで活況高

株式市場 銘柄

 1月7日は、ディー・エル・イー<3686>(東1)が急反発の24.4%高となり、東証1部の値上がり率1位。東証マザーズへの新規上場直後に開示した2014年6月期第3四半期から2018年6月期までの決算が虚偽と認められたとして「特設注意市場銘柄」に指定されているが、これを解除される可能性が取り沙汰されてきた様子。

 NCホールディングス<6236>(東1)はストップ高の21.1%高となり、立体駐車場のIoT化への期待や、持ち株傘下の事業会社の合理化効果への期待などがあるとされて全体相場の大幅反発とともに出直りを強めて上げ幅拡大。

 エンプラス<6961>(東1)は発行株数の3.91%の50万株を上限とする自社株買いが好感されて大きく反発し15.3%高。

 サイバーステップ<3810>(東2)は大幅続伸の22.3%高となり、スマートフォンやニンテンドースイッチで遊べるオンライン対戦格闘ゲーム「ゲットアンプドモバイル」の配信を12月21日に開始し好調との見方。野崎印刷紙業<7919>(東2)は21.8%高となり、新元号が4月1日に発表されることになり、関連印刷の増加妙味が再燃とされて日々上げ幅を広げ3日続伸。

 ベルトラ<7048>(東マ)は旅先の現地体験ツアーに特化したオンライン予約サービス「ベルトラ」の運営を行い12月25日に上場。訪日・グローバルとも拡大しており、今年の訪日客数は一段と増加する可能性があることなどが言われストップ高の19.2%高。マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は2日連続ストップ高の15.3%高となり、「リユース」「シェアリング」が今後一段と浸透するとの見方がある上、「高く売れるドットコム」をKDDIの「au HOMEサービス」が導入し連携したことが注目されて出直り拡大。

 セルシード<7776>(JQG)は朝方から大引けまで買い気配のままストップ高の14.4%高に張りつき、「再生医療、商用段階に」(日本経済新聞1月7日付朝刊より)との報道が契機になった様子。ワークマン<7564>(JQS)は11.3%高となり、新形態店舗「ワークマンプラス」がTV番組で取り上げられたことなどが言われて大きく出直った。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る