大正製薬HDが戻り高値を更新、フランスの医薬品会社の子会社化など注目される

株式市場 銘柄

■武田薬品の欧州企業買収を機にあらためて材料視される

大正製薬ホールディングス(大正製薬HD)<4581>(東1)は1月9日、6%高の1万2130円(670円高)まで上げた後も1万2000円前後で推移し、取引時間中としては12月20日以来の1万2000円台となり戻り高値に進んだ。12月中旬、国際的な製薬大手ブリストルマイヤーズ・スクイブ(Bristol-Myers Squibb Company)社グループのフランスの医薬品会社UPSA社(UPSA SAS)の発行済全株式および関連する事業資産を取得し子会社化することに関する予約契約を締結したと発表。あらためて材料視されている。

 株式市場では年初来、バイオベンチャー株をはじめとして薬品株が交互に活況高になっている。武田薬品工業<4502>(東1)が1月4日、欧州の医薬品企業シャイアー(Shire plc)子会社化に向けた裁判所の認可取得を発表し、8日には、この全株取得にともなう新株発行などを発表。日本の製薬業界の積極姿勢が注目されている。(HC)

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