ログリーは自律調整交えながら上値試す、19年3月期大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 ログリー<6579>(東マ)はアドテクノロジー事業を展開している。19年3月期大幅増収増益予想である。株価は地合い悪に逆行する形で上場来高値を更新し、その後はやや乱高下の形だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■アドテクノロジー事業を展開

 18年6月東証マザーズに新規上場した。アドテクノロジー事業を展開し、ネイティブ広告配信プラットフォーム「LOGLY lift」や、メディアサイトのユーザー定義と増加を支援する分析コンサルティングサービス「Loyalfarm」などを提供している。

■19年3月期大幅増収増益予想で上振れ期待

 19年3月期の非連結業績予想は、売上高が18年3月期比26.2%増の20億26百万円、営業利益が43.5%増の1億80百万円、経常利益が31.4%増の1億62百万円、純利益が10.5%増の1億15百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が11億62百万円、営業利益が1億05百万円だった。ネイティブ広告配信技術向上によって広告収益が大幅伸長し、計画超の大幅増収増益だった。通期予想に対する進捗率は売上高57.4%、営業利益58.4%と高水準であり、通期上振れ期待が高まる。

■株価は自律調整交えながら上値試す

 株価は1月7日に5550円まで上伸した。地合い悪に逆行する形で上場来高値を更新した。その後はやや乱高下の形だが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。1月10日の終値は4845円、今期予想PERは約76倍、時価総額は約90億円である。

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