帝人が11時から急伸、第2四半期決算の2ケタ増収増益など好感し10年ぶりの高値

株式市場 銘柄

■通期の見通しは据え置いたが上ぶれ期待広がる

 帝人<3401>(東1)は7日11時に第2四半期の連結決算(2017年4~9月累計)を発表。株価は直後に前日比プラス転換し、さらに4%高の2498円(96円高)まで上げて2007年以来約10年ぶりの高値に進んだ。

 第2四半期までの累計業績は2ケタの増収増益となり、連結売上高は前年同期比14.6%増加して4046.5億円、営業利益は同39.0%増加して375.3億円、純利益も同36.6%増加して291.8億円となった。3月通期の見通しは据え置き、売上高は前期比14.7%増の8500億円、営業利益は同20.3%増の680億円、純利益は同10.2%減の450億円、1株利益は228円72銭。営業利益は上半期で通期見通しの55%を確保したことになる。市場関係者の間では、同社の業績動向には下期偏重型のイメージがあるとされ、通期の見通しに上ぶれ期待が出ている。(HC)

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