共和コーポレーションは底打ち感、19年3月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 共和コーポレーション<6570>(東2)は、長野県を地盤とするアミューズメント施設運営事業、およびアミューズメント機器販売事業を展開している。19年3月期増収増益予想である。株価は12月の上場来安値から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。

■長野県地盤にアミューズメント施設運営

 長野県を地盤とするアミューズメント施設運営事業、およびアミューズメント機器販売事業を展開している。アミューズメント施設の新規出店および積極的なM&Aの活用によって業容を拡大している。

 アミューズメント施設運営事業は「APINA」およびM&Aした「YAZ」「GAMECITY」の3ブランドを展開し、18年12月5日現在の店舗数は合計52店舗である。18年12月にはスクウェアワンが事業分割して設立する新会社の全株式を譲り受けると発表した。19年2月中に3店舗を譲り受ける予定だ。アミューズメント機器販売事業は全国の他社施設向けに機器や景品を販売している。

■19年3月期増収増益予想

 19年3月期連結業績予想は、売上高が18年3月期比1.5%増の134億86百万円、営業利益が1.2%増の5億48百万円、経常利益が7.9%増の5億99百万円、純利益が14.7%増の3億69百万円としている。新規出店やファミリー層の夜間集客推進などで増収増益予想としている。

 第2四半期累計は売上高が67億83百万円、営業利益が2億89百万円、経常利益が3億40百万円、純利益が2億13百万円で、概ね計画水準だった。通期予想に対する進捗率は売上高50.3%、営業利益52.7%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は底打ち感

 株価(18年9月1日付で株式2分割)は、18年3月IPO時高値1277円からほぼ一本調子に水準を切り下げたが、高値から約3分の1水準となる12月25日の上場来安値480円から切り返し、その後は600円台まで上伸して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。1月15日の終値は613円、今期予想連結PERは約10倍、時価総額は約37億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る