川崎汽船が5%高、円安に加え米中貿易協議、日ロ首脳会談などに期待高まる

株式市場 銘柄

■海運株は軒並み高い、対ロ経済協力の進展も注目される

川崎汽船<9107>(東1)は1月21日、続伸基調で始まり、取引開始後に5%高の1544円(72円高)まで上げて出直りを強め、2018年12月19日以来の1500円台回復となった。為替の円安基調に加え、米中貿易摩擦の緩和期待、さらに、安倍首相が1月22 日にロシアでプーチン大統領と首脳会談に臨むことなどが材料視されている。日本郵船<9101>(東1)は2%高前後で推移し、商船三井<9104>(東1)は3%高前後となっている。

円相場は前週末の夕方に比べて対ドルで30銭強の円安進行となっている。米中貿易協議を巡っては、前週後半、中国の劉鶴副首相が1月下旬に訪米すると伝えられたほか、米国政府高官が中国製品の輸入関税を緩和することを提唱などと伝えられ注目されている。ロシアとのトップ会談については、大規模な経済協力が行われる場合は海運株を含めて好材料になるとの見方があり、ロシア炭の輸送を手掛ける川崎近海汽船<9179>(東2)を含めて注目する動きがある。川崎近海汽船も高い。

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