【株式市場】日経平均は終盤に124円安となり米国の金融政策による円高など警戒

株式

◆日経平均は2万649円00銭(124円56銭安)、TOPIXは1555.51ポイント(10.59ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億6502万株

チャート10

 1月28日(月)後場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合FOMCが今週前半に開かれ、金融引き締め基調を緩和する場合は米金利の低下要因になりドル安・円高につながるとの見方があり、ソニー<6758>(東1)ホンダ<7267>(東1)がジリジリ値を消した。日経平均は前引けの水準(65円34銭安の2万708円22銭)より安く始まり、80円安から90円安の水準で底堅かったが、大引けにかけて下げ幅を100円台に広げ、反落した。半面、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、インソース<6200>(東1)が一段高となる場面を見せ、第1四半期の各利益2ケタ増益や自社株買いが好感された。Abalance<3856>(東2)は光触媒
チタンコーティング剤メーカーの買収が材料視されて急伸。テックポイント・インク<6697>(東マ)は引き続き中国のカーナビ大手からの製品採用が注目されて連日ストップ高。エムケー精工<5906>(JQS)は3月通期の連結営業・経常利益の見通しを従来予想比49%増額修正が注目され朝からストップ高買い気配。

 東証1部の出来高概算は10億6502万株(前引けは5億3520万株)、売買代金は1兆8765億円(同8995億円)。1部上場2127銘柄のうち、値上がり銘柄数は560(同738)銘柄、値下がり銘柄数は1498(同1284)銘柄。

 また、東証33業種別指数で高い業種は電気機器1業種のみ(前引けは5業種が高い)となり、以下、下落率の小さい業種は、ゴム製品、化学、小売り、ガラス・土石、サービス、繊維製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る