【株式市場】半導体株など反落するが日経平均は139円安のあと持ち直しTOPIXは高い

◆日経平均は2万9347円20銭(94円10銭安)、TOPIXは1978.13ポイント(2.65ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億6311万株

 6月16日(水)前場の東京株式市場は、NY株安を受け、東京エレク<8035>(東1)やTDK<6762>(東1)などが反落模様となった一方、昨日初の1万円台に乗ったトヨタ自<7203>(東1)は一段高となり、景気敏感株もしっかり。日経平均は取引開始直後の139円36銭安(2万9301円94銭)を下値に持ち直し、前引けは回復しきれなかったが底堅い。一方、TOPIXは中盤から小高くなり前引けも堅調だった。

 タムラ製作所<6768>(東1)が次世代半導体材料の開発などで買い気配のままストップ高。フォーカスシステムズ<4662>(東1)は引き続き次世代電池に関する特許などが材料視されて2日連続ストップ高。ワクチン職場接種の広がりを受け、ヒトの活動活発化・景気回復への期待などから日本郵船<9101>(東1)や資生堂<4911>(東1)などが高い。日建工学<9767>(東2)は高性能の漁礁が朝の情報番組で紹介されたことなどで次第高。イントランス<3237>(東マ)は「継続前提の注記」解消発表が材料視され急伸。ニックス<4243>(JQS)は日本郵政などがドローンによる集荷集配に本格取組とされ連想買いで急伸。

 東証1部の出来高概算は5億957万株、売買代金は1兆2294億円。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は1170銘柄、値下がり銘柄数は882銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種が値上がりし、鉱業、海運、ゴム製品、石油石炭、ガラス土石、卸売り、輸送用機器、機械、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る