【株式市場】円相場に不透明感残り東証マザーズ指数の急落もあり日経平均は反落

株式

◆日経平均は2万556円54銭(108円10銭安)、TOPIXは1550.76ポイント(6.33ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億3896万株

チャート14

 1月30日(水)後場の東京株式市場は、取引開始後に三越伊勢丹HD<3099>(東1)セブン&アイHD<3382>(東1)が大きく持ち直し、ユニー・ファミリーマートHD<8028>(東1)は一段高など、小売り株が見直された。日経平均も13時30分頃にかけて25円安まで持ち直す場面があった。その後は、米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果発表が日本時間の31日未明とされ、円相場への見通しが警戒される様子があり、再び下げ幅を100円台に広げた。前日比では反落した。

 東証マザーズ市場はサンバイオ<4592>(東マ)の急落を端緒に手控えムードが高まり、マザーズ指数は前引けの7.3%安からさらにジリ安基調になり8.1%安となった。

 後場は、キヤノンマーケティングジャパン<8060>(東1)が一段上値を指向し、12月決算と今期予想などを好感。業再生ADRを申請を発表した曙ブレーキ工業<7238>(東1)は13時頃にかけて大きく回復する場面があった。トレンダーズ<6069>(東マ)は「TikTok(ティックトック)」関連事業が注目されて一時2日連続ストップ高。東映アニメーション<4816>(JQS)は通期の業績・配当予想の増額が好感されて連日急伸。

 東証1部の出来高概算は14億3896万株(前引けは5億7178万株)、売買代金は2兆4802億円(同8875億円)。1部上場2128銘柄のうち、値上がり銘柄数は351(同667)銘柄、値下がり銘柄数は1730(同1366)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは6業種)にとどまり、石油・石炭、鉄鋼、化学、卸売り、のみとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る