ヘリオスは幹細胞製品への期待が再び強まり4日続伸基調

株式市場 銘柄

■急性呼吸窮迫症候群などへの「探索的臨床試験結果」に注目再燃

ヘリオス<4593>(東マ)は2月5日、一段と出直りを強め、10時過ぎには9%高の1835円(145円高)まで上げ、4日続伸基調となっている。急性期の脳梗塞、および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象疾患とした幹細胞製品「MultiStem」(米国アサシス社:Athersys,Inc.創製)への期待が再び強まってきたとの見方が出ている。

 1月24日付のIR情報で「アサシス社による急性呼吸窮迫症候群に対する探索的臨床試験結果のお知らせ」を発表したが、株価は翌25日から4日続落してしまった。続いて1月30日付のニュースコーナーで、「内容に、少々わかりにくいところがあったため」などとして補足説明を発表。幹細胞製品「MultiStem」を投与した患者さんの方が、「人工呼吸器を使わなかった日数が長くなった」「ICU:集中治療室から出られた状態が長く続いた」などした。以後、株価は連騰となっている。(HC)

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