三菱重工が土地売却益300億円を計上し業績見通しを増額修正

株式市場 銘柄

■当期利益は従来予想を25%増額して1000億円の見込みに

三菱重工業<7011>(東1)は2月26日の13時30分に固定資産の譲渡益約300億円の計上と今期・2019年3月期の連結業績見通しの増額修正を発表した。株価は発表直後に4434円(32円高)まで上げて2月21日につけた戻り高値4440円に迫った。

 経営資源の有効活用と財務体質の強化を図るため、休止中の横浜製作所金沢工場の土地(計32万9993.74平方メートル)を3月29日引き渡し予定で譲渡し、固定資産売却益として約300億円を19年3月期連結決算に計上する見込みとした。譲渡価額は譲渡先の要望により開示を控えた。

 これにより、今期・2019年3月期の連結業績見通し(IFRS基準)を、売上収益を除いて増額修正し、親会社の所有者に帰属する当期利益は従来予想の800億円を25%増額して1000億円の見込み(前期は73.2億円の赤字)とした。増額後の予想1株利益は297円68銭。(HC)

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