ホクリヨウが戻り高値に進む、鶏卵市況の回復が注目される

株式市場 銘柄

■昨年は東京Mサイズがキロ179円43銭(29円25銭安)などとなり業績を圧迫

ホクリヨウ<1384>(東1)は2月26日の後場、一段と強含み、13時を過ぎて665円(29円高)まで上げて4取引日ぶりに戻り高値を更新した。養鶏・鶏卵生産の大手で、「鶏卵卸値14%高、前週比、外食・小売りで需要増」(日本経済新聞2月22日付朝刊)と、このところ鶏卵市況の回復が目立つことなどが材料視されている。

 今3月期の業績見通しは2月12日に大幅な下方修正を行って発表し、連結営業利益は従来予想を98%引き下げて0.12億円の見込みとした。「生産者が積極的な増羽を実施した影響から鶏卵供給が過剰となり、2018年4月1日~12月31日迄の鶏卵相場は(中略)東京Mサイズ平均が1キロ179円43銭(同29円25銭安)と前年を大幅に下回った」(発表リリースより)。しかし、このところは業界団体による生産抑制策などが奏功してきたようだ。(HC)

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