【株式市場】日経平均は後場256円高まで上げ円安進行を受け業績拡大期待など再燃

株式

◆日経平均は2万1602円69銭(217円53銭高)、TOPIXは1615.72ポイント(8.06ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億4848万株

 3月1日(金)後場の東京株式市場は、中国の製造業PMI(購買担当者景気指数・2月分)などを受けて昼過ぎに円安が進む場面があり、中国景気に敏感とされる安川電機<6506>(東1)などが一段高で始まった。日経平均も一段と強含んで245円高で始まり、13時にかけて256円42銭高(2万1641円58銭)まで上げた。大引けも上げ幅200円台を保ち、大幅に反発した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もそろって反発した。

 後場は、円安が好感され、キッコーマン<2801>(東1)武田薬品工業<4502>(東1)資生堂<4911>(東1)など海外比率の高い銘柄が一段とジリ高基調になり、カワセコンピュータサプライ<7851>(東2)は新元号関連株としての注目が再燃とされて一段高。リーガル不動産<3497>(東マ)は連続最高益基調の高業績が注目されて一段ジリ高。リーダー電子<6867>(JQS)は今期から来期にかけて業績拡大ピッチが強まるとの見方で後場一段と伸びて出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は11億4848万株(前引けは5億5788万株)、売買代金は2兆624億円(同9685億円)。1部上場2131銘柄のうち、値上がり銘柄数は1180(同1216)銘柄、値下がり銘柄数は859(同808)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、医薬品、精密機器、不動産、証券・商品先物、その他製品、小売り、電気機器、ゴム製品、パルプ・紙、その他金融、などだった。(HC)

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