【株式市場】米国の対中関税延期など受け日経平均は大幅続伸し材料株物色も活発

株式

◆日経平均は2万1782円12銭(179円43銭高)、TOPIXは1622.90ポイント(7.18ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億7117万株

 3月4日(月)前場の東京株式市場は、米国が2000億ドル規模の対中関税の引き上げの延期を決定と伝えられ、ドルが買われて円安が進行、NYダウも4日ぶりに反発したため、日経平均は先物主導となり210円高で始まった。ただ、米中の次は日中とされ、トヨタ自動車<7203>(東1)は朝方を除いて軟調になり、ブリヂストン<5108>(東1)は朝方を高値に一進一退。日経平均も伸びきれず、前引けは179円43銭高(2万1782円12銭)となった。東証2部指数、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

稲葉製作所<3421>(東1)が業績見通しの大幅増額などを材料に急伸して3年半ぶりの高値に進み、DNAチップ研究所<2397>(東2)は「新出生前診断」に関する施設増加などの条件緩和の観測報道が注目されたようで急伸。ライトアップ<8580>(東マ)は引き続き発行株数の11%もの32万株を上限とする自社株買いが材料視されて続伸し一時ストップ高。サンバイオ<4592>(東マ)は証券会社の目標株価の水準などが注目されて高い。

 東証1部の出来高概算は5億7117万株、売買代金は1兆314億円。1部上場2132銘柄のうち、値上がり銘柄数は1279銘柄、値下がり銘柄数は742銘柄となった。(HC)

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