免疫生物研究所が後場急伸、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の同意を取得

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■「遺伝子組換えカイコを用いた医薬品製造の実現性は大きく高まる」

免疫生物研究所<4570>(JQG)は3月4日、後場いきなり動意を強めて上値を追い、取引開始後まもなく16%高の942円(132円高)まで上げて戻り高値を更新した。4日付で、「遺伝子組換えカイコによる医薬品製造に関するPMDA戦略相談の結果について」を発表し、「同意を得た」としたため期待が集まった。

 発表によると、同社は遺伝子組換えカイコを用いた抗HIV抗体等の医薬品開発を推進しており、このたび、独立行政法人の医薬品医療機器総合機構(PMDA)に戦略相談を申し込み、医薬品製造において最も懸念される遺伝子組換えカイコの系統・バンク管理等に関する当社の計画について、PMDAより同意を得ることができた。同社が最も懸念していたカイコの系統・バンク管理の課題への対応方針が明確になり、遺伝子組換えカイコを用いた医薬品製造の実現性は大きく高まった、とした。(HC)

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