【株式市場】防衛産業株など高く日経平均は一時170円安だが材料株物色が活発

株式

◆日経平均は2万1603円10銭(123円18銭安)、TOPIXは1616.22ポイント(3.01ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億5331万株

チャート14

 3月6日(水)前場の東京株式市場は、米国のISM非製造業総合指数などが好調だった割にNYダウなどが重く反応が鈍かったとされて様子見気分が漂い、自動車株などが総じて重く、日経平均も67円安で始まった。ソニー<6758>(東1)は9時30分頃を除いて堅調で、海運株が総じて高く、強い銘柄はあったが、日経平均は10時30分にかけて170円16銭安(2万1556円12銭)まで下押した。前引けは123円18銭安(2万1603円10銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 中国の全人代(中国全国人民代表大会)で巨額の防衛予算とミサイルなどの整備が示されたことを受け、防衛産業株の石川製作所<6208>(東1)豊和工業<6203>(東1)日本アビオニクス<6946>(東2)が値上がり率上位に進出。アマテイ<5952>(東2)はレオパレス21の件を材料に昨年来の高値を更新、「5G」関連とされて多摩川ホールディングス<6838>(JQS)が連日大幅高。イナリサーチ<2176>(JQS)は半値押しから連日出直り。識学<7049>(東マ)は信者のような熱烈投資家がいるとされて続伸。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億4841万株、売買代金は8318億円。1部上場2133銘柄のうち、値上がり銘柄数は850銘柄、値下がり銘柄数は1168銘柄となった。(HC)

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