ダイフクはレンジ上放れ期待、19年3月期大幅増益・増配予想で20年3月期も収益拡大期待

株式市場 銘柄

 ダイフク<6383>(東1)は物流システム・マテハン機器の世界トップメーカーである。19年3月期大幅増益・増配予想である。需要が高水準に推移して20年3月期も収益拡大を期待したい。株価はボックス展開だが煮詰まり感を強めている。レンジ上放れを期待したい。

■物流システム・マテハン機器の世界トップメーカー

 物流システム・マテハン機器の世界トップメーカーである。空港向け手荷物搬送システムは海外子会社が展開し、500以上の空港での納入実績を持っている。

■19年3月期大幅増益・増配予想、20年3月期も収益拡大期待

 19年3月期連結業績予想(2月8日に売上高を下方、利益を上方修正)は、売上高が18年3月期比13.6%増の4600億円、営業利益が32.7%増の530億円、経常利益が31.9%増の542億円、純利益が27.6%増の370億円としている。配当予想(2月8日に期末5円上方修正)は15円増配の年間85円(第2四半期末30円、期末55円)としている。

 プロジェクト大型化に伴う仕様決定長期化の影響で売上高を下方修正したが2桁増収を維持し、グループ全体の収益性向上も寄与して大幅増益予想である。なお海外子会社年金のバイアウトで73億円の特別損失を計上予定だが、営業・経常増益効果で吸収する。20年3月期も収益拡大を期待したい。

■株価はレンジ上放れ期待

 株価は4500円~6000円近辺でボックス展開だが煮詰まり感を強めている。レンジ上放れを期待したい。3月29日の終値は5760円、前期推定連結PERは約20倍、時価総額は約7293億円である。

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