ヤマシタヘルスケアホールディングスの第3四半期は主力の医療機器販売業が好調で、増収大幅増益の黒字転換

ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東1)の今期5月期第3四半期は、主力の医療機器販売業が好調で、増収大幅増益の黒字転換となった。

 19年5月期第3四半期連結業績は、売上高443億74百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益2億14百万円(前年同期△45百万円)、経常利益2億86百万円(同13百万円)、純利益1億43百万円(同△57百万円)であった。

 同社は、九州を地盤とする医療機器専門商社の純粋持株会社で、事業セグメントは、医療機器販売業、医療機器製造・販売業、医療モール事業の3事業。

 事業別の業績は、医療機器販売業は、売上高440億95百万円(前年同期比6.8%増)、セグメント利益5億77百万円(同65.0%増)と増収大幅増益となった。

 医療機器製造・販売業は、主としてグループ開発製品である整形外科用インプラントを製造・販売しており、売上高2億85百万円(同3.1%増)、セグメント利益52百万円(同21.4% 減)。

 医療モール事業は、主として賃料収入により売上高55百万円(同0.2%減)、セグメ ント利益07百万円(同4.3%減)。

 第3四半期は増収大幅増益と好調であるが、今期19年5月期通期連結業績予想は、売上高595億48百万円(同1.5%増)、営業利益3億07百万円(同17.7%減)、経常利益3億64百万円(同18.9%減)、純利益2億円(同9.1減)と減益を見込む。

 しかし、前期の第4四半期(3月~5月)の営業利益が4億18百万円であったことを踏まえれば、利益面での上振れが予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る