【株式市場】対日貿易圧力が懸念され日経平均は一時230円安だが材料株や好業績株は強い

株式

◆日経平均は2万1659円16銭(143円43銭安)、TOPIXは1605.54ポイント(13.22ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億9263万株

チャート10

 4月10日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの190ドル安や、米農務長官が日本にTPP以上の譲歩求める姿勢を示したと伝えられ、日経平均は取引開始直後に230円92銭安(2万1571円67銭)をつけた。ただ、トヨタ自動車<7203>(東1)資生堂<4911>(東1)が軟化しても朝方の水準でほぼ下げ止まるなど、主力株の底堅さが目立つとの見方があり、日経平均は朝方の安値を割らずに一進一退。前引けは143円43銭安(2万1659円16銭)となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も安いが、マザーズ指数は高い。

ピックルスコーポレーション<2925>(東1)が今期の連続2ケタ増益見通しなどを受けて活況高となり、オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は引き続き中外製薬との提携などが材料視されて買い気配のまま2日連続ストップ高。高見沢サイバネティックス<6424>(JQS)は「新紙幣」関連株の中で値動きの軽さが目立つとされてストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億9263万株、売買代金は9969億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は406銘柄、値下がり銘柄数は1669銘柄となった。(HC)

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