バイオ3銘柄が三つ巴のトップ争い、サンバイオの急伸を受けキャンバスも注目再燃

株式市場 銘柄

■日経平均の調整強まりバイオ株などの材料株人気が一段と強まる

キャンバス<4575>(東マ)は4月18日の後場、13時にかけて16%高の1220円(170円高)前後で活況高。マザーズ銘柄の値上がり率ランキングで1~3位を目まぐるしく渡り歩き、サンバイオ<4592>(東マ)窪田製薬HD<4596>(東マ)と三つ巴のトップ争いを演じている。

 いずれもバイオ株。日経平均の下げ幅が150円台に広がり、主力株の動きが鈍いため、バイオ株などの材料株が一段と人気化しやすくなってきたとされ、キャンバスにはチャート妙味なども言われている。

 キャンバスは4月初旬、同社の抗がん剤候補化合物「CBP501」の臨床試験(フェーズ1b試験)のデータなどを米国癌研究会議(AACR)年次会議で公表したと発表し、600円台から1週間足らずで1330円まで急伸した。ここ一両日、目新しい買い材料は出ていないが、サンバイオが4月17日の朝7時過ぎ、米国脳神経外科学会で外傷性脳損傷(TBI)による運動機能障害に対する「SB623」のデータを発表と開示し、この日から連日ストップ高となっているため、米国で認められる可能性という点でキャンバスにも連想が波及したとの見方が出ている。窪田製薬HDは調整が進み、出直り安くなってきたとの見方がある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る