JFEシステムズが後場一段高、今期も売上高・経常利益など最高更新を見込む

株式市場 銘柄

■2019年3月期は一般顧客向けの基幹事業など拡大し経常利益22%増加

JFEシステムズ<4832>(東2)は4月24日14時に2019年3月期の連結決算を発表し、株価は直後に一段と上値を追い2900円(139円高)台に乗った。

 2019年3月期の連結業績は、一般顧客向けの基幹事業である製造、金融業界向け事業や自社プロダクト事業の強化に取り組んだほか、ソリューション事業の拡大の一環として、BI(ビジネスインテリジェンス)領域に特化した独立系ITコンサルティング会社である(株)アイエイエフコンサルティングを4月に子会社化したこともあり、売上高が前期比5.7%増加して425.81億円となり、経常利益は同22.4%増加して34.48億円となった。親会社に帰属する純利益は、前期に計上した本社移転などにともなう特別損失が解消したため23.22億円(同89.8%増加)となった。売上高、経常利益は4期連続の過去最高更新となり、純利益は2期ぶりに最高を更新した。

 今期・20年3月期の連結業績見通しは、鉄鋼向けの売り上げ増を中心に、基盤部門・ソリューション新子会社での増収などにより収益の増加を見込み、売上高は480.0億円(19年3月期比12.7%の増加)、経常利益は36.0億円(同4.4%の増加)、親会社に帰属する純利益は23.5億円(同1.2%の増加)、1株利益は299円26銭を計画する。(HC)

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