【株式市場】銀行のログイン不具合もあり日経平均は一時383円安まで下押す

株式

◆日経平均は2万1923円72銭(335円01銭安)、TOPIXは1599.84ポイント(18.09ポイント安)、出来高概算(東証1部)は15億6494万株

チャート14

 5月7日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が再び下値を探る展開になった、三菱地所<8802>(東1)は一段高で始まるなど、主力株の一角は強かったが、米国の対中国関税引き上げを受けて株価指数の先物が重いとされた上、ネット専用の楽天銀行が「ログインできない不具合について」と発表したため、「令和元年」によるシステムトラブルの広がりを懸念する様子があった。日経平均は14時40分にかけて383円62銭安(2万1875円11銭)まで下げ幅を広げ、2日続落となった。

 半面、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は朝方を除いて高く各々続伸した。

HOYA<7741>(東1)が14時過ぎから急動意となり、19年3月期の連結業績と自社株買いの発表などが好感された。明星電気<6709>(東2)は「はやぶさ2」成功への期待や業績予想の増額修正などが材料視されて戻り高値を更新し、ファンデリー<3137>(東マ)は今期の増益率拡大見通しなどが注目されて前後場とも買い気配のままストップ高。セプテーニ・HD<4293>(JQS)は第2四半期決算発表で今9月期の純利益を大幅増としたことなどが言われて年初来の高値。

 東証1部の出来高概算は増加気味で15億6494万株(前引けは7億6079万株)、売買代金は3兆2176億円(同1兆6068億円)。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は623銘柄、値下がり銘柄数は1457銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がりした業種は、医薬品、精密機器、水産・農林、不動産、情報・通信、空運、となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る