【株式市場】紙幣一新に関する銘柄が続々ストップ高など材料株が強く日経平均は軟調

株式

◆日経平均は2万1722円19銭(39円46銭安)、TOPIXは1611.23ポイント(8.91ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4074万株

チャート6

 4月9日(火)前場の東京株式市場は、政府が紙幣のデザインを一新すると伝えられ、日本金銭機械<6418>(東1)オーイズミ<6428>(東1)グローリー<6457>(東1)高見沢サイバネティックス<6424>(JQS)がストップ高となり、つれて材料株物色が活発化した。日経平均は取引開始後の50円23銭高(2万1811円88銭)を上値に軟調なまま小動きを続け、前引けは39円46銭安(2万1722円19銭)となった。東証2部指数、日経JASDAQ平均も高い。一方、マザーズ指数も安い。

ソニー<6758>(東1)が米ヘッジファンドのサード・ポイントによる買い増し観測を受けて戻り高値に進み、キャンバス<4575>(東マ)は米国の学会での発表などへの評価が再燃とされて急反発のストップ高。ユビテック<6662>(JQS)は紙幣のデザイン一新が材料視され活況高。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は「テロメライシンOBP-301」に関する中外製薬<4519>(東1)とのライセンス契約が注目されて買い気配のままストップ高だが8日の大引間際から動意が急だったため醒めた目も。

 東証1部の出来高概算は5億4074万株、売買代金は9196億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は355銘柄、値下がり銘柄数は1702銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る