【株式市場】中国景気敏感株が高く始まり日経平均も一時181円高まで上げて反発基調

株式

◆日経平均は2万1545円72銭(143円59銭高)、TOPIXは1563.02ポイント(12.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億9712万株

チャート2

 5月10日(金)前場の東京株式市場は、日本時間の10日午後1時に米国が中国への関税上乗せを発動するとされたが、中国景気に敏感とされるコマツ<6301>(東1)安川電機<6506>(東1)などが高く始まり、日経平均も29円高で始まった。トランプ大統領が貿易協議の合意に向けて「可能性はある」と述べたとされ、11時にかけて181円96銭高(2万1584円09銭)まで上げた。トランプ氏と習主席が日本時間の11時頃に電話会談との観測も出た模様。日経平均の前引けは143円59銭高(2万1545円72銭)となった。東証2部指数は安いが、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

科研製薬<4521>(東1)が9日発表の自社株買いや3月決算などを注目要因に活況高となって出直り、アクロディア<3823>(東2)は引き続きカジノ向けのオンラインビンゴゲームシステムなどが注目されて一段高。アスカネット<2438>(東マ)は樹脂製の空中結像プレート量産化が材料視されて上値を指向。ミサワホーム中国<1728>(JQS)はトヨタ自動車とパナソニックの住宅事業統合に絡む思惑とされ2日連続急伸。

 東証1部の出来高概算は7億9712万株、売買代金は1兆4612億円。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は1721銘柄、値下がり銘柄数は366銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る