トビラシステムズが後場ストップ高、「迷惑メッセージ・電話ブロック」材料視

株式市場 銘柄

■auスマートパスで提供してきたアプリに迷惑SMS対策機能を加える

トビラシステムズ<4441>(東マ)は6月5日の後場一段高となり、14時30分前にストップ高の1万750円(1500円高)に達した。その後はストップ高買い気配となっている。4日午後、同社の「迷惑メッセージ・電話ブロック」をKDDI<9433>(東1)から6月4日に提供開始と発表し、注目されている。

 発表によると、振り込め詐欺を含む特殊詐欺による平成30年の被害総額は363.9億円、特殊詐欺の認知件数は16,000件を超え、宅配業者を装った詐称SMSなど手口の巧妙化もあり、依然として深刻な状況で推移している(警察庁調べ)。

 このような情勢をふまえ、これまでauスマートパスで提供されていたトビラシステムズのアプリ「トビラフォンモバイル for au」に迷惑SMS対策機能を加え、新たに「迷惑メッセージ・電話ブロック」の名称でKDDIから提供を開始した。本アプリには、警察・自治体からの情報提供やトビラシステムズ独自の調査活動を元に構築した迷惑電話番号データベースが使用されている。各種アプリストアより、アプリをダウンロードすることで利用可能という。(HC)

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