トランザスが後場一段と上げ幅拡大、ホテル業務のIoT化などに注目再燃

株式市場 銘柄

■第1四半期の業績好調でフロー型からストック型への事業戦略も期待される

 トランザス<6696>(東マ)は7月1日の後場、一段と上げ幅を広げ、13時にかけて8%高の1018円(73円高)まで上げて戻り高値を更新。6月21日以来の4ケタ台回復となった。労働力不足をIoTの活用により解消することを目標とし、ホテル業務のIoT化を進めるソリューションシステムなどを手掛け、第1四半期の連結業績(2019年2月~4月)が各利益とも大きく改善したことなどへの評価が再燃している。

 3月初、チェックイン手続きや部屋のロック、ルームコントロールなどをオンライン化・IoT化した民泊事業向けの新サービス開始を発表。事業モデルを従来の端末販売型(フロー)ビジネスからサービス提供型(ストック)ビジネスへと軸足を移す戦略を推進している。市場関係者の間では、第1四半期の業績について、この効果が出始めてきたとの見方が増えているようだ。(HC)

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