【株式市場】日経平均は後場116円高まで上げて反発し材料株や好決算銘柄など高い

株式

◆日経平均は2万1643円53銭(110円05銭高)、TOPIXは1578.63ポイント(7.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億6294万株

チャート15

 7月11日(木)後場の東京株式市場は、引き続き四半期好決算銘柄や、材料の出た銘柄が活況高となり、鳥居薬品<4551>(東1)は「リオナ錠」に関する臨床試験結果発表が注目されて一段強含んで推移。トヨタ自動車<7203>(東1)は14時にかけて値戻しが活発化。日経平均も一段と強含み、14時にかけて116円45銭高(2万1649円93銭)まで上げた。大引けも堅調で前日比反発した。東証2部指数、日経JASDAQ平均も高いが、マザーズ指数は軟調。

 後場は、四半期決算が好調だった菓子製販の寿スピリッツ<2222>(東1)が高値更新幅を一段と拡大。業績見通しを増額したトレジャー・ファクトリー<3093>(東1)も一段高となりストップ高。DNAチップ研究所<2397>(東2)は肺がん治療薬の効果を血液で判別する方法が注目されてストップ高。アプリックス<3727>(東マ)はカメラをかざすと書類や在庫がすぐ見つかるAR在庫管理スキャナーなどが言われて大活況となり年初来の高値。カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は抗がん剤組成物に関する特許取得が材料視されて3日連続大幅高。

 東証1部の出来高概算は11億4081万株(前引けは5億6294万株)、売買代金は1兆7846億円(同8308億円)で8日続けて2兆円に未達。1部上場2150銘柄のうち、値上がり銘柄数は1660(同1599)銘柄、値下がり銘柄数は429(同462)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は28業種(前引けは26業種)となり、値上がり率上位の業種は、その他製品、鉱業、水産・農林、倉庫・運輸、石油・石炭、その他金融、パルプ・紙、不動産、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る