マルマエの6月度の月次受注残高は前月並みの7億48百万円

◇今後FPD分野では、中国における中小型有機EL設備投資向けの受注が開始

 マルマエ<6264>(東1)の6月度の月次受注残高は、前月並みの7億48百万円となった。

 6月の受注残高は、半導体分野5億36百万円(対前月増減率2.2%減)、FPD分野2億06百万円(同7.8%増)、その他分野04百万円(同0.1%増)となり、合計では7億48百万円(同0.1%増)であった。

 今後の見通しについては、半導体分野では、ロジック向けの需要が高まりながらもメモリ向けの需要には不透明感があり、総合的には横ばいから若干回復傾向となる見通し。また、一部の顧客については回復の遅れが継続しており、得意分野によって濃淡が分かれる状況が継続している。

 FPD分野では、中国における中小型有機EL設備投資向けの受注が始まり、来年に向けて好調に推移する予想。さらに、当社が新たに設置した電子ビーム溶接機を活用した受注も始まっており、受注できる工程が拡大していることから来期にかけては好調な推移が続く見通し。

 その他分野は、生産能力の空きを活用し、太陽電池向けの量産品受注に向けた営業活動を行っているが、想定よりも受注が遅れており、当期内に出荷予定だった1億円程度が厳しい見通しとなっているため、回復しつつある別分野にて売上拡大を図っている。

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