【株式市場】米半導体大手の減収などで日経平均は安いが新規上場株は好発進

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは1万9785円11銭(100円06銭安)、TOPIXは1598.24ポイント(1.18ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億621万株

チャート10 17日前場の東京株式市場は、対ドルで円高になった上、米半導体大手の減収決算や、半導体の受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造が今年度の設備投資を減らすと伝えられたため半導体関連株のアドバンテスト<6857>(東1)などの下げが目立ち、日経平均は9時30分にかけて137円63銭安(1万9748円14銭)まで下げ、その後も弱もみ合いが続いた。一方、日経JASDAQ平均は小高い。

 シャープ<6753>(東1)は大規模な資本支援の報道があったため朝方は今年の高値を更新したが、前引けにかけては軟化。一方、後発医薬品のデータホライゾン<3628>(東マ)などは高く、3Dマトリクス<7777>(JQS)も特許取得などが好感されて大幅続伸となっている。

 本日新規上場となった海帆(かいはん)<3133>(東マ、売買単位100株)は中京、東海を中心に居酒屋「なつかし処昭和食堂」などを展開し、買い気配を上げて好調なスタート。11時27分に公開価格1020円に対し76%高の1800円で初値がつき、前引けは1751円。

 東証1部の出来高概算は14億621万株、売買代金は1兆4628億円。1部上場1881銘柄のうち、値上がり銘柄数は700銘柄、値下がり銘柄数は1022銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る