【株式市場】日経平均は474円安、5日ぶりに反落、為替介入への警戒感強く後場一段下押す

◆日経平均は4万414円12銭(474円31銭安)、TOPIXは2777.64ポイント(35.58ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億1094万株

 3月25日(月)後場の東京株式市場は、引き続き為替介入への警戒感などが漂い、前場軟調だった自動車株が引き続き軟調を継続し一進一退を続け、14時過ぎからは一段軟化。半導体関連株は14時前から一段軟化する銘柄が目立った。一方、土地売却益と業績予想の増額で前場活況高の京浜急行<9006>(東証プライム)は上げ幅を保って推移し、やはり土地売却の西武HD<9024>(東証プライム)は一段高。不二製油G本社<2607>(東証プライム)は原料市況高など材料視され一段高。石油資源開発<1662>(東証プライム)も一段高。日経平均は取引開始から14時頃までは4万600円(288円安)前後で小動きだったが、大引けにかけて一段軟化し5日ぶりに反落。TOPIXは7日ぶりに反落した。

 後場は、TPR<6463>(東証プライム)が一段高となり正午に発表した業績・配当予想の増額修正を好感。CIJ<4826>(東証プライム)は株式分割と増配が好感され前後場とも大引けまでストップ高買い気配。C&Fロジホールディングス<9099>(東証プライム)は「敵対的M&A」を仕掛けられ前後場とも大引けまでストップ高買い気配。エリアクエスト<8912>(東証スタンダード)は株主優待の導入が好感され後場一段と上げストップ高。新潟交通<9017>(東証スタンダード)も後場一段と上げJR新潟駅の高架化事業にともなう新潟駅の新バスターミナルが駅下になるため鉄道との乗換え便利にと注目強まる様子。サクシード<9256>(東証グロース)は3月期末の初配当や埼玉県戸田市からの学校運動部活動サポート業務の受託による業績期待など材料視され一段と上げストップ高。レントラックス<6045>(東証グロース)は記念配当など好感され前後場とも大引けまでストップ高。

 新規上場となったイシン<143A>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま値を上げる場合の本日上限値段になる2484円(公開価格1080円の2.3倍)で買い気配だった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億1094万株(前引けは8億3401万株)、売買代金は4兆3417億円(同2兆2572億円)。プライム上場1655銘柄のうち、値上がり銘柄数は348(前引けは491)銘柄、値下がり銘柄数は1267(同1101)銘柄。

 東証33業種別指数は5業種(前引けは9業種)の値上がりにとどまり、陸運、その他金融、石油石炭、パルプ紙、鉄鋼、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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