ラ・アトレは朝安のあと持ち直す、仕入れ済み販売在庫の好調推移など注目される

■経常利益は今期3期連続で最高を更新する計画

 ラ・アトレ<8885>(JQS)は8月2日、朝方の635円(15円安)を下値に大きく持ち直し、後場は13時を過ぎて647円(3円安)となっている。プレミアムリノベーションマンション事業などを行い、7月31日付で「販売用不動産の売却に関するお知らせ」を発表。2019年12月期の業績予想に織り込んでいるとしたものの、「売却益は(18年12月期)連結経常利益の30%に相当する額以上」としたことなどが注目されている。

 18年12月期の連結業績は、売上高が77.20億円(前期比6.7%減)、経常利益は9.40億円(同53.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6.24億円(同38.8%増)となり、経常利益は2期連続で過去最高値を更新した。

 今期・19年12月期の連結業績見通しは、3期連続で経常利益の最高更新を計画。前提となる資産規模は、18年12月末時点で168億円であり、このうち新築不動産販売部門に係る仕入れ済み販売在庫は63億円、再生不動産販売部門に係る仕入れ済み販売在庫は61億円積み上がっており、都心型店舗開発やホテル開発などの複数プロジェクトが進行していること、プレミアムリノベーションマンション2シリーズの販売商材が充実していることを示している。(HC)

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