【今日の言葉】貿易収支と東芝の太陽光&水素発電

今日の言葉 『貿易収支と東芝の太陽光&水素発電』=2014年度(4~3月)の日本の貿易収支は。「輸出」が74兆6709億円、「輸入」が83兆8051億円で、差し引き約9.1兆円の赤字だった。13年度の赤字から約4.6兆円赤字幅は縮小したが、赤字は4年連続だった。

ただ、2015年3月の単月では貿易収支は2293億円の黒字となり2012年6月以来の単月黒字転換となり、貿易収支に改善の兆しがみられる。円安基調で輸出が堅調な一方、原油価格の下落が輸入面に寄与しているようだ。

ただ、足元では原油相場はボトム水準から1バレル当り10ドルていど反発している。この先、仮に、原油価格が急伸するようなことになれば輸入増加となって貿易収支は再び悪化の心配もある。

今朝は3月単月の貿易収支改善を好感して日経平均は去る4月10日以来8営業日ぶりに2万円台に乗せている。原油価格の爆弾を抱えているため楽観はできないとの指摘もある。

輸出増加に磨きを加え、原子力に代わる自然エネルギーの強化がいっそう求められるようだ。

東芝が太陽光発電で水を電気分解して水素を作り、水素を貯蔵しておいて緊急時等に水素発電を行うという事業を展開することは大いに評価されそうだ。

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