【株式市場】銀行株など後場回復しTOPIXも戻し日経平均は反発

株式

◆日経平均は2万2927円04銭(83円92銭高)、TOPIXは1667.01ポイント(1.11ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億6215万株

チャート15 10月31日(木)後場の東京株式市場は、三菱UFJフィナンシャルG<8306>(東1)などの大手銀や保険株が急速に持ち直して始まり、前引けは安かったTOPIXが堅調転換。昼をはさんで日銀の金融政策決定会合の結果が現状維持と伝えられ、銀行などにとっては安堵感が出た一方、フォワードガイダンス(指針)の修正を決定とされたため不動産株や大手商社株にも好材料とされた。日経平均は87円高で始まり、大引けまで強もみ合いを続けて反発した。主な株価指数の中では東証2部指数が安い。

 後場は、正午に四半期決算と自社株買いを発表したアステラス製薬<4503>(東1)が一気に堅調転換して始まり、13時に四半期決算を発表した住友電設<1949>(東1)、14時前に発表したジェイテクト<6473>(東1)などが急動意。カーメイト<7297>(JQS)は次第高の高値引けとなり、あおり運転の映像をSNSにアップすることが流行と伝えられ思惑買い。UMNファーマ<4585>(東マ)は大手製薬によるTOBが材料視されて大引けまでストップ高。

 東証1部の出来高概算は14億6215万株(前引けは6億4649万株)、売買代金は2兆7120億円(同1兆1852億円)。1部上場2155銘柄のうち、値上がり銘柄数は935(同608)銘柄、値下がり銘柄数は1145(同1464)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、不動産、ガラス・土石、石油・石炭、情報・通信、鉄鋼、鉱業、水産・農林、医薬品、建設、などだった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る