【狙い場・買い場】ジョルダンは外国人観光客関連、5月期一括の13円配当魅力

狙い場・買い場

ジョルダン<3710>(JQS)は、19円高の864円と続伸、高値圏で堅調。訪日外国人旅行向け「乗換案内Visit」開始との発表を手がかりに買われている。ミニゴールデンクロスを示現。チャート妙味が増すほか、今期連続最高益更新見通しで割安感があり、注目したい。

同社は、パッケージソフトの開発・販売、システム設計・製造、デジタルコンテンツ制作、ゲームソフト開発・販売、インターネットコンテンツの提供、携帯コンテンツの提供、旅行業法に基づく旅行業、出版事業を運営している。乗換案内事業では、広告、法人、旅行が順調に推移する見通しで、マルチメディア事業では、出版事業推進による増加を見込んでいる。「乗換案内」の各種インターネットサービス(携帯電話サイト・スマートフォンアプリ・スマートフォンサイト・PCサイト)の検索回数は昨年12月には月間約2億回。また、当該サービスの月間利用者数(無料サービスを月に1回以上ご利用いただいた方及び有料会員の方の合計)は今5月期第1四半期においては1,000万人超と利用者が増加している。

 今5月期第2四半期業績予想は、売上高22億円(前年同期比2.9%増)、営業利益3億円(同11.0%減)、経常利益3億1000万円(同14.3%減)、純利益1億9500万円(同13.6%減)を見込んでいる。

通期業績予想は、売上高45億円(前年期比4.2%増)、営業利益6億円(同3.3%増)、経常利益6億2000万円(同1.2%増)、純利益3億9000万円(同2.7%増)と連続最高益更新を見込んでいる。年間配当は期末一括13円を予定している。

株価は、昨年9月12日高値884円と買われた後、750円を軸としたモミ合いを上放れ方向となっている。過去最高更新の訪日外国人旅行客向けに5月11日から「乗換案内Visit」の提供を開始。「乗換案内Visit」では、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に日本語を含めた5言語に対応。株式会社ゼンリン、株式会社ゼンリンデータコム提供の多言語地図との連携により、駅と出発地・目的地間の徒歩ルート案内までを、多言語でのトータルルート案内サービスを提供することへの期待感が高まる。今期予想PER11倍台と割安感があり、週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートしており、昨年高値奪回となれば、モミ合い上放れで4ケタ大台乗せも期待されよう。(N)

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