日本アジア投資は調整一巡

株式市場 銘柄

 日本アジア投資<8518>(東1)は、日本と中国でプライベートエクイティ投資事業を展開するベンチャーキャピタルである。株価は10月の年初来高値から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■プライベートエクイティ投資事業

 日本と中国でプライベートエクイティ投資事業を展開するベンチャーキャピタル(VC)である。成長企業投資に加えて、メガソーラーを中心とする再生可能エネルギー投資事業も拡充している。

 20年3月期の連結業績予想は、株式市場等の変動要因による影響が大きいため非開示だが、従来連結基準見込み値として売上高が35億円、営業利益が8億円、経常利益が6億50百万円、純利益が5億円としている。

 なお第2四半期累計は売上高が13億53百万円、営業利益が2億16百万円の赤字だった。上期に見込んでいた株式売却益やコンサルティング売上の一部が下期にズレ込んだが、通期ベースでは第4四半期に株式売却益が集中する見込みであり、株式売却益が下振れる場合はメガソーラーの売却でカバーする計画としている。

■株価は調整一巡

 株価は10月の年初来高値から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。12月6日の終値は299円、時価総額は約53億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る