京写は後場一段と強含む、全体相場の波乱沈静化とともに第2四半期の決算発表に期待再燃

■第1四半期は86%営業増益、ベトナム拠点の受注好調で四半期初の黒字化

 京写<6837>(東証スタンダード)は10月5日の後場一段と強含む相場となり、13時を過ぎては4%高の408円(16円高)まで上げて出直りを強めている。プリント配線基板の専業では世界的大手で、片面版は世界首位。第1四半期決算(2023年4~6月・連結)は前年同期比で売上高の3.4%増に対し営業利益は同86.4%増、四半期純利益も同73.9%増と収益の回復力が目立ち、全体相場の波乱沈静化とともに、第2四半期の決算発表(10月31日を予定)に再び期待が強まってきたとみられている。

 第1四半期決算は、最新工場があるベトナム拠点の受注増加に加え、国内の自動車向け基板、実装関連も好調で、円安による増収もあり、売上高は同3.4%増の61.1億円となり、営業利益は同86.4%増の3.41億円となった。中国では事務機分野等の受注が減ったものの、受注にあわせてコスト改善などを行い増益だった。ベトナムは自動車向けの受注好調で、四半期で初の黒字化となった。第2四半期以降の展開に期待が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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