ダブルエーは底打ちの可能性

株式市場 銘柄

 ダブルエー<7683>(東マ)は、婦人靴の販売を国内および海外で展開している。20年1月期は下方修正したが増収増益予想である。株価は急落した12月の安値から反発の動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、底打ちした可能性もありそうだ。

■婦人靴の販売

 19年11月東証マザーズに新規上場した。婦人靴の販売を、国内および海外(香港、マカオ、中国、台湾)で展開している。中国工場との連携によって企画~流通~販売のサイクルを高速回転させる高効率販売を特徴としている。

■20年1月期増収増益予想

 20年1月期連結業績予想(12月13日に下方修正)は、売上高が19年1月期比9.7%増の140億07百万円、営業利益が17.1%増の13億56百万円、経常利益が18.1%増の13億94百万円、純利益が21.1%増の9億32百万円としている。

 国内は9~10月に発生した台風、香港は大規模デモにより、店舗が営業休止・時間短縮の影響を受け、期初計画を下方修正したが、増収増益を確保する見込みだ。なお第3四半期累計は売上高が101億93百万円、営業利益が8億75百万円で、進捗率は売上高72.8%、営業利益が64.5%だった。

■株価は底打ちの可能性

 株価は急落した12月の安値から反発の動きを強めている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だが、底打ちした可能性もありそうだ。1月14日の終値は3405円、時価総額は約161億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る