シンシアが急伸、前12月期の予想営業利益を2.4倍に増額修正

■シリコーンハイドロゲル素材コンタクトレンズ順調

シンシア<7782>(東1)は1月21日、急伸し、取引開始後に14%高の785円(99円高)まで上げて昨年来の高値を更新した。20日の取引終了後、2019年12月期の連結営業利益の見通しを従来予想の2.4倍の1.54億円の見込み(前期の12.8倍)などとし、注目集中となった。

 クリアコンタクトレンズやカラー・サークルコンタクトレンズの開発・製造・卸売りなどを行い、同期の連結売上高の見通しだけは、カラーコンタクトレンズの販売が競合メーカーとの価格競争の激化などにより、従来予想を3.6%下方修正して43.73億円の見込み(同4.6%増)とした。

 しかし、19年2月に販売を開始したシリコーンハイドロゲル素材コンタクトレンズ「シンシアワンデーS」は、概ね期初の想定どおりに推移。利益面では、販売費、および一般管理費の圧縮に努めた結果、販売費、および一般管理費が期初の計画を下回る見込みになった。親会社株主に帰属する当期純利益は従来予想を98.9%引き上げて8200万円の見込み(同5.5倍)とした。増額後の予想1株利益は13円32銭。(HC)

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